機能回復 脳の活性化にも効果
焼き物のまち・愛知県常滑市から、技と知識を高齢者のリハビリや福祉活動に生かす民間資格「陶芸療法士」が誕生することになった。指先を使う陶芸は機能回復につながり、脳の活性化にも効果があるとされる。高齢者施設で人気がある陶芸教室で適切に指導できる人材を育成する講座が9月から始まる。
資格を設けるのは、常滑市に今年1月、設立した一般社団法人「日本陶芸療法士協会」。理事長で急須などを手掛ける常滑焼の陶芸作家都築豊さん(40)=愛知県知多市大興寺=は3年ほど前から老人ホームやデイサービス施設などへの出張陶芸教室を続けている。リハビリなどに役立つといった声が広がり、教室は愛知県内を中心に40施設ほどになった。今も訪問を要望する声が多いため、講師を務めることができる陶芸療法士を養成することにした。
陶芸療法士 作業療法の1つとして使われる陶芸を専門的な知識と技術を備えて指導する民間資格。養成講座では焼き物の技術のほか効果があるとされるリハビリ、生徒との接し方などを3カ月で学ぶ。筆記と小論文、実技の修了試験に合格すると陶芸療法士を名乗ることができる。受講資格は18歳以上で陶芸経験などは不要。


